フィアットパンダ4×4です。
平成12年式の並行輸入車。走行距離は80,000km
四駆モデルはマニュアルトランスミッションしかありません。
またボディー色がホワイトソリッドのパンダは稀少でなかなかお目にかかることがありません。
全長、全幅は現在の軽自動車の僅か1cm超。
車両重量は四駆モデルで840kg、二駆だと700kg台で、リッターカーとしては軽い部類になります。
(以前の国産車は1300ccクラスでもこの程度の軽さでしたが、衝突安全ボディーの採用の頃からボディー重量が大幅に増し、装備の充実とともに軽自動車でも1トン前後のものまで出る始末です。)
この小さいボディーに大人が4人苦痛なく乗れるのにはすばらしいパッケージデザインに理由があります。
全席の乗員の足は大きくエンジンルームにせり出し、邪魔になったステアリングギアボックスをやや上方に配置する処置がとられています。
さらにその足元の上部空きスペースにはバッテリーや、多くの車では室内に配置してあるヒーターユニットなど空調の装置をうまく収めてあり、室内スペースをさらに広げる工夫がされているようです。
空調装備は意外と容積が大きく、ダッシュパネルで覆われているとその大きさがわかりにくいのですが、多くの車はここの部分で車室内を圧迫しているのがパンダの簡素なダッシュをみるとよくわかります。
それに、意図してかわかりませんが、バッテリーはとても重く、パンダのような軽量車では無視できない重量物で、重心に近い位置に配置することによってハンドリングの向上を狙うことができます。レーシングカーなどで採用されている手法です。
垂直に近くせり立ったサイドガラスやその他平面ガラスのお陰で圧迫感が少なく、また視界に歪みがないので、実際は狭いのに意外な開放感があります。外界との隔たりがないという感覚でしょうか。
また、軽量ボディだからこそ、パワーアシストなしでも爽快なハンドリングで、平面ガラスの開放感と相まって、低速度ながらとても楽しいコーナリングができます。
キャンバストップ車だと開放感がさらに増しますので、キャンバストップに人気がでるのがうなずけます。雨漏りなんてどうでもよくなるでしょう。
コンパーチブルではなくてルーフトップだけ開放するのが、上品でいいですね。